株式会社Food Connection

ファースト・レディーの情熱と使命感から始まった「Let’s Move!」キャンペーン

2010年2月にミシェル・オバマ大統領夫人の呼び掛けで始まった子どもの肥満防止 キャンペーン「Let’s Move!」は、2030年までに肥満の子どもを現在の17%から肥満が増え始めた1970年代の5%に引き下げることを目標に掲げています。
現在、アメリカでは2~19歳の31.7%が肥満もしくは体重オーバーと言われており、医療費を押し上げる原因となっています。また、17~24歳のアメリカ人の4人に1人が体重オーバーと言う理由で軍に志願しても不適任とされるなど、子どもの肥満は国を脅かす健康危機となっています。
このような状況のなか、危機感を募らせた大手食品メーカーやスーパー、外食産業、スポーツ界、学校も大きく変わろうとしており、全米で子どもの肥満撲滅に取り組む動きが広がっています。

目標を達成するための4つの柱

キャンペーンの目標を達成するため、次の4つの柱に焦点を当てた取り組みが行われています。
1.保護者に対するサポートを強化する 保護者が、子どもにとってより健康的な食品を選択できるよう、シンプルで実践可能な栄養情報を提供し、加工食品や外食メニューの栄養表示を分かりやすく改善する。また、公共の医療サービスを充実させるなど。
2.学校の「食」を取り巻く環境を改善する 学校給食やカフェテリア、自動販売機などで販売する商品の質を向上させると同時に、栄養教育や学校における食環境の向上に取り組む。
3.健康的で手ごろな生鮮食品を入手しやすくする 生鮮食品などを手ごろな価格で販売する食料品店がない都市や地方(フードデザート=食の砂漠)を減らし、野菜や果物の価格を低くするなど、だれもが健康的な食品を入手しやすくすることで、肥満と関わりの深い「飢え」を減らす。
4.子どもたちがより活動的になれるようにする 体育の授業や休み時間、放課後などを利用するほか、安全な公園や遊び場、室内外のレクリエーション施設を増やして、子どもたちが積極的に体を動かせるようにする。

「Let’s Move!」キャンペーンの短期目標・中期目標

2030年までに肥満の子どもを5%に引き下げるためには、2015年に肥満の割合を2.5%減少させ、2020年までに5%減らす必要があります。
この経過は、毎年、疾病予防管理センター(CDC)が国民の健康や栄養状態を把握するために実施し、2年おきに結果を集計するThe National Health and Nutrition Examination Surveyで知ることができます。また、米国農務省が独自に12種類の食品グループの摂取量から健康的な食生活を評価するシステムHealthy Eating Indexからも食生活の変化を把握することができます。

縺薙ョ繝壹シ繧ク縺ョ繝医ャ繝励∈謌サ繧